先日、「たけしの家庭の医学」という番組でビタミンDのことが取り上げられていました。ビタミンDの摂取が高血糖の予防につながるという話です。
これをみて、先日も書いたローラ先生のボディーエコロジーのクラスで教わったビタミンDの話が思い出されましたので、今回はビタミンD情報をお届けしたいと思います(^^)
ビタミンD、これは本当に重要で特別なビタミンのようです。
ビタミンDは体が日光を浴びることで皮膚の中で合成できるという点でほかのほとんどの必須ビタミンとは異なっています。ローラ先生によるとビタミンDというのは実はビタミンではなくホルモンなのだそうです。
ビタミンDを摂取するには、まず日光を浴びること。ですが、そのテレビ番組でも指摘されていましたが、冬は日光が減り、日本人女性の(←なぜかデータは女性だけでした)90%はビタミンDが足りていないそうです。摂取できる食べ物としては、番組では鮭やサンマ等の魚、そしてキノコ類が挙げられていました。
私の持っている栄養の本『ビタミン・ミネラルのとり方』をみてみると、補給源として挙げられているのは「あんこう肝、かじき、鮭、かわはぎ、鰯、しろきくらげ、にしん、ます、鰻、かつを」となっています。
うーん、微妙に違うけど(^^; そして干ししいたけがなぜ入っていない?と疑問だけど…そこはまあ置いておいて。
きのこ類でも野菜でも天日干しにするとビタミンDは増えるというのはよく知られていますよね。
それと、脂溶性なので、油と一緒に調理すると体の中で吸収率がアップするそうです。
ですが、食べ物だけで十分かというと…
ボディーエコロジーのセミナーで、ローラ先生は「ビタミンDのサプリメントを摂っている人~?」と訊いて手を上げさせたのですが、会場に何人いたか不明ですが、100人前後はいた感じの広い会場で、ほとんど手は上がりませんでした。そしたら「ああ、それじゃあみなさんはビタミンDが不足していると思います」と宣告されたのです。そして「ビタミンDについては唯一、サプリメントの摂取を勧めます」とおっしゃっていました。
先ほどリンクした記事にも書きましたが、何を食べろ、何を食べるなとは言わないボディートークのセミナーで、ここまでいうというのは、これはほんとに異例なことなんですよ~。
リーキーガットの説明のときにグルテンの話が出なかったのにも心底驚きましたが、これはこれで逆に驚きました。まさかボディートークのセミナーでサプリメントの摂取を勧められるとは!
それだけ重要なビタミン(実はホルモン)だということなんだと思います。
ビタミンDが不足した場合の症状についてですが、従来はくる病とか骨軟化症等、骨への影響がいわれていましたが、最近の研究では、その番組でも取り上げていたように血糖値とも関係していること、そして番組では最後にちょこっとだけ触れていましたが、近年、そのほかにも様々な影響があることがわかってきたようです。
ボディートークの資料では、免疫系、筋肉機能、心臓血管機能、脳の発達にも良い影響を与えること、欠乏は喘息、2型糖尿病、高血圧、抑うつ感、自己免疫疾患に関係していることがわかってきた、となっています。
「免疫系」って、ひとことで書いてあるとすーっと読み流してしまいそうですが、免疫系に関係しているってことは、インフルエンザから癌まで、非常の幅広い病気に関係しているのでそれだけでも重要なビタミンであることがわかると思います。
そして、問題なのは多くの日本人はそんな重要なビタミンが不足しているってことですよね。
ちなみにボデーエコロジーのクラスでは、基本物質としてビタミンDが出てきた場合、その栄養を十分吸収できるように調整するテクニックも教わりました。ビタミンDに限らず、ビタミン・ミネラルが大きく不足している場合、この項目が出てくることがあるようです。
そして、私のさせていただいたセッションでは、ほかのビタミン・ミネラルが出てきたことはないのですが、ビタミンDは出てくることがあるので、やはり不足している方は多いように思います。
ビタミンD、私も忘れていたけど、テレビ番組をきっかけに思い出したので、これから冬に向かって意識して摂るように心がけたいものだなと思いました。