「レパートリー」よりも「マテリア・メディカ」に興味 とはいえ症状について

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前々回前回からすっかりホメオパシーづいてしまいまして、こんなタイトルですみません(^^; (単に「マテリア・メディカ」って書きたかっただけという気もしますが)

ちなみにホメオパシーはドイツ生まれなので(←ハーネマンっていうドイツ人が生み出した療法)用語はドイツ語になっています。

で、「マテリア・メディカ」とは、何千種類もあるといわれているホメオパシーのレメディー、個々の説明書みたいなものです。このレメディーはこんな性格で、こんな症状に効きますよと書いてある資料です。

一方「レパートリー」というのは、症状別のレメディー検索書みたいなものです。切り傷ならこのレメディー、熱を出したならこのレメディー、というように症状からレメディーを探せる資料のことです。

 

はい、それでまた、私の中のボディートークとホメオパシーの共通点についてですが……

このブログをご覧いただくとわかると思うのですけれど、どんな症状に効くかという記述があまりないと思うんです。どんなテクニックがあるのか、それはどんなものでどういう風に作用するのか、みたいなところに焦点が当たっている。

そこがまたホメオパシー的なアプローチと似ているんですよね~ と私は思うわけです。

つまり、ホメオパシーの施術では、圧倒的に「レパートリー」よりも「マテリア・メディカ」の方が重視されているのですが、私の中でも、症状別のアプローチよりも、どんなテクニックがあってそれがどのように作用するのかという方に興味がいってしまうのです。

ホメオパシーでは、西洋医学とは異なり、「症状ではなく、その人そのものをみる」という言い方をよくします。

ある症状があるとして、その対処としては、もちろん「レパートリー」からレメディーを検索することもするのですが、そのレパートリーにも一つの症状に対して、何通りものレメディーが載っていて、そのうちどれを選ぶのか、はたまたそれ以外の別のレメディーを選ぶのか、それは「その人そのものをみる」ことによって決められるわけです。

 

それは、まあホメオパシーに限らず、中医学や漢方やアーユルヴェーダなどホリスティック(包括的)な療法であれば一般的な考え方だとは思いますが、ボディートークもその人のカラダに訊きながらセッションをすすめます。

その人そのもの、つまり顕在意識で自分はこうだと考えている自分ではなく、より深い意識(潜在意識やさらに偉大な意識)も含めたより大きなそのひとそのものにアプローチしていきます。

そういうアプローチなので、症状からこのようなセッションにしましょう、このようなテクニックを使いましょう、ということにはならないのです。

私の中では、ボディートークのテクニックやインテグレートヒーリング(IH)のプロトコルが、ホメオパシーでの「マテリア・メディカ」に当たるわけです。(あくまで私の中では、ですよ~ 世の中でそんなこと思っている人はほかにいないのではないかと思われます(^^;)

ホメオパシーで、レメディーの特性について知ることによって、その人がどのレメディーの人なのかを探そうとするように、私は筋反射を通じて、その人がどのテクニックを必要としているのかを探っていくわけです。

決して症状からテクニックを選ぶということはないわけです。

というわけで、私の興味は、症状ではなく、どんなアプローチをカラダが望んでいるのか、そしてカラダに対してどんなものを提供できるのか、にどうしてもなってしまうのですね。

 

そういうわけでセッションはどんな症状に効くのか、こう聞かれたら、実は困っちゃうんですよね。でも受ける側としてはもっともな質問だと思うので、ここで空十色のセッションで改善がみられた症状について、いくつか簡単にご紹介したいと思います。

 

【顕著な改善がみられた症状の一部】 順不同

うつ … 急に頭がはっきりした!(ご本人談) 各段に明るく積極的になった(周囲の声)

慢性腸炎 … しょっちゅうお腹の調子が悪かったけど、受けると良くなり、今は数か月以上調子いい

潰瘍性大腸炎 … 下血が止まりました

坐骨神経痛 … 毎日脚が痛くて一時は歩けないほどだったが、今ではすっかり痛みもなく問題なく歩けるようになった

花粉症 … 不思議なほど良くなった

逆流性食道炎 … セッションを受けて以来、症状がなくなった

歯茎と顔の腫れ … セッション直後に腫れが引き、その後も歯医者に行かずにそのまま治った

急性食中毒 … セッション後、楽になり、吐き気等がおさまった

 

うーん、こう書いてしまうとやっぱりなんかしっくりこない。

これ(症状の改善)だけではないんですよ、って言いたいような気がしてしまうんです。

バックグラウンドではもっといろいろ変化している可能性があるし、そこにだけアプローチしたわけじゃないんですよ~、って言いたくなってしまいます。(私のエゴのせいか(^^;)

そして改善例をあげてもあまり意味がないような気もしてしまうのです。

ここに書いていないことについても良くなる可能性は多いにあるし、逆にこれまで良くなった事例があっても、別の人の場合、そうすんなりとは良くならないということもあるわけです。

あるいは、たとえばですが、「なんらかの症状の改善を目的に受けたけど、それはまだ変化はよくわからないが、これまで気になっていた家族に対する怒り等の感情から解放されてこだわりがなくなった」というような別の変化が起こることもあり得ます。副産物的に当初の目的とは別の面が良くなったということはわりとよく起こります。

高血圧の方で、一度も血圧関係については直接セッションしていなかったのにも関わらず、10年以上飲んでいた薬の量が半減したという話も聞きました。

そういう副産物的変化はセッションの効果なのかどうか判別するのが難しいこともありますし、見逃してしまうことも多いかもしれませんが、もし何回か、あるいは何年か続けて受けていくと、自分の意識・生活が変容していることに気が付くかもしれません。

または、本人は気がつかないけれど(←本来の自分に戻っていくってことだからというのも一因といえるかもですが、これは実はとっても深いテーマだと思います)周りの人の方から変わったといわれる、ということもあり得ますね。

 

何度もいいますが、セッションでは症状ではなく、その人そのものにアプローチします。なので、今回あげた事例はあくまでも参考までにということでご了承ください。

そして症状にはこだわらないので、どんな症状でもアプローチできる可能性はあります。また、特に心身の不調がないという方でも、もちろんお受けいただけます。より自分らしくいられるように、空十色のセッションがお役にたてばうれしいです。

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