先日の記事で「ボディートークでは扱っていません」と書いたアッセンブリッジポイントについてです。
ボディートークに限らず、日本ではインテグレートヒーリング(以下、IH)以外ではほかのキネシオロジーも含めて他の手法では扱っていないのではないかと思います。
これはIHの創始者のマチルダがジョン・ホエール博士の許可を得て、IHでこの概念を使って施術しているもので、許可をくださったホエール博士とともに、マチルダにも深く感謝をいたします。
マチルダは、自分自身でも様々な手法を学んでおり、そのいくつかをIHのテクニックに取り入れているのですが、彼女の素晴らしいところは、その際にちゃんとその出所を明らかにし、IHで使うことをその発見者、開発者の許可を得ていることだと思います。
オリジナルの発見者、開発者に対してのリスペクトがあるのです。(そういうことってあたりまえのことのようで、でも意外といい加減に扱われているケースもあるんですよね(◎_◎;))
そんなマチルダに敬意を表して、そのジョン・ホエール博士の著書をここでもご紹介しておきます。残念ながら日本語訳はないと思われます。
『The Catalyst of Power, The Assemblage Point of Man』(力の触媒 人のアッセンブリッジポイント)Jon Whale著
さて、そのアッセンブリッジポイントとは何かというと、「電磁気的な身体にある、高いエネルギーの渦巻き、中核」ということです。チャクラと似ている印象ですが、チャクラとは別ものです。
チャクラについては知っている、聞いたことがある、という人は多いと思いますが、アッセンブリッジポイントについては聞いたことある人は、日本ではIHのプラクティショナーか、IHのセッションで出てきたという人以外、ほとんどいないのではないでしょうか。
通常、このアッセンブリッジポイントの最適な位置はハートチャクラ(心臓チャクラ)の位置あたりですが、ハートチャクラとは全く別物ですので、その正常な位置は人によって若干異なります。
IHでは、アッセンブリッジ・プロトコルが選ばれた場合は、その都度、その方の最適なアッセンブリッジポイントの位置を確認します。心臓チャクラであれば、だいたい胸の中央あたり、ということになりますが、アッセンブリッジポイントはポイントというだけあって、点なのです。
特徴的なのは、この位置がトラウマ、ストレス、アルコールや薬物中毒等の影響で移動してしまうことがあるということです。チャクラが移動するということは聞いたことがありませんが、アッセンブリッジポイントは移動してしまうのです!
そしてアッセンブリッジポイントが移動していることによって、さらに悪影響が生じます。姿勢が崩れたり、心身の疾患を招いたり、身体のエネルギーシステムを混乱させたりしてしまうということになります。
この位置がどこに移動しているかで、その症状、影響が異なります。以下はその可能性の一部です。
右へ移動している場合、外交的、高血圧、不安等。躁鬱、統合失調症ではしばしば右へ移動している。不眠症、仕事中毒。
左へ移動している場合、内向的、低血圧、白昼夢、空想、幻想、憂鬱。
下への移動 心身のエネルギーの低下、内分泌腺の機能低下、多発性硬化症、AIDS、癌、髄膜炎等、心身の機能低下
上への移動 過剰な精神的エネルギー、不眠症、落ち着きのなさ、しばしば精神病につながる
たいていは、真横に移動、真上に移動ではなくて、その組み合わせになります。
つまり右下、左上、等の位置に移動するわけです。その位置によって、症状が異なります。
そして人が死ぬときにはおへそのラインより下までアッセンブリッジポイントが下がるということです。
(ですが、生きている人でもおへそのラインより下に移動してしまっている場合もあります。経験上)
ちなみに乳幼児はその位置が揺れ動いていて、6歳前後まで定位置はないそうです。
ごく簡単な説明ですが、アッセンブリッジポイント、とても重要だと思いませんか。人生で何かがあって移動してしまい、その位置がずれていることによって、さらに悪化してしまうってことなんです。
マチルダもその重要性については特に強調していました。
このアッセンブリッジポイントをその方の最適な位置に戻すというのが、IHのアッセンブリッジポイントのテクニックになります。
これがセッションで出てくることは多いです。
青セッションではボディートークでの施術とともにIHで出てくるもので一番多いのがこれです。
移動している位置を確認すると、その方の症状と、アッセンブリッジポイントの移動先の症状のマップがぴったり一致したりします。あるいはその位置によって、その方の症状をより深く理解することにつながります。
ボディートークだけでもバランスが取れれば自然とアッセンブリッジポイントが最適な位置に戻るということが起こりえると推測はできますが、でもどうせやるなら同時にアッセンブリッジポイントも移動させてね、ってことなのかもしれません。
初めてアッセンブリッジポイントが出てくる方の場合、かなり遠くまで移動してしまっていることもあります。元に戻して、しばらくするとまた出てきて、そのときはそれほど大きくは移動していないのですが、ちょっとズレているなんてこともあります。
アッセンブリッジポイントが移動したままではどんなセラピーやセッションの効果も限定的になる可能性が高いのです。
そしてここには書きませんでしたが、実は位置だけではなく、最適な角度という要素もあり、それについてもIHではきちんと調整します。
世の中に知られていない、でも心身にとって非常に重要なアッセンブリッジポイント、最適な状態にしてほしいと求めているカラダは多いと思います。
気になった方は青セッションお試しくださいね。